発音ルール集 — 書籍図版イメージ

母音 æ は 4 つある

catのAは1種類ではない。あとに続く子音によって、ネイティブは無意識に4つの異音(いおん)を使い分けている。

出典:2025年2月26日 動画「母音/æ/ ネイティブが無意識に使い分けてる異音のルール」ほか/条件はすべて確認済み

後ろの子音で引く図 1

単語を覚えるのではなく、あとに来る子音を見てタイプを選ぶ。

続く子音ごとに、どのタイプが使えるか
続く子音タイプ1タイプ2タイプ3タイプ4
k・t・tʃクの音/トの音/チュの音 これだけ × × × back / cat / match
gグの音 × × こちらが多い bag / drag
m・nムの音/ヌの音 × こちらが多い × ham / man / stand
ŋng・nk の音 × × × これだけ bank / thank / hang
その他d・p・b・s・ʃ・f・l など こちらが多い × × dad / slap / cash
これしか使えない どちらでもよいが、こちらを使うことが多い 使える × 使えない
タイプ 1
基本の発音。長くて強い「あー」。一定の音で、動かない。▶ 2:03 から
タイプ 2
とらえ方はタイプ1と同じ。次の子音へ移るときに意図しない動き(unintentional)が自然に入るだけ。動きを狙って出したら、それはもうタイプ2ではない。▶ 3:25 から
タイプ 3
m・n の前でだけ使う。ベースの音がタイプ1より少しエ寄りで、そこに動きが入る。▶ 4:45 から
タイプ 4
g と ŋ の前で使う。ベースはタイプ1寄りでもタイプ3寄りでもよく、動きが逆向きに入る。▶ 6:05 から

読み方のかんどころ。「かならず」と書いてある行は選ぶ余地がない。それ以外は発音する人が選ぶ。つまり æ ひとつの中に、ルールで決まる部分と、自分で選ぶ部分が両方ある。

長さのルール図 1 の続き

タイプの使い分けとは別に、長さのルールがある。こちらはストレスで決まる。

ストレスがある
かならず長い。æ は短母音なのに、ストレスがあると長母音と同じ長さで発音される。▶ 2:03 から
ストレスがない
かならず短い。さらに動きが入らない。タイプの決め方はストレスがある時と同じルール。▶ 7:20 から
例外の 9 語
at・that・as・have・has・am・an・and・can・than は、ストレスがあってもかならず短い。ただし動きはあってもなくてもよい。▶ 9:05 から

僕自身も間違えていました。この例外については、つい最近まで気づいていませんでした。この何年かは自分の発音も間違っていたということです。録音を聞いて「なんか自分の音が気に入らへんな」と感じることがあったのですが、原因がこれだと分かりました。

子音 T ─ 作りかけの図図 2 ・ 下書き

同じ形で子音もまとめていきます。空いているところは、これから埋めていく部分です。

T の異音(作成中)
Tの発音いつ使う
基本発音 タイプ1息が出る ストレスのある音節のはじめたしかめて top / attack / time
基本発音 タイプ2息が出ない S のうしろたしかめて stop / study
Flapラ行っぽい音 ルールは5つ(「ただいま」の「ら」と同じ音)たしかめて water / get out
脱落 / Glottal Stop 条件を書けていないおしえて mountain
very specific な stop2025年に見つけた新しい異音 条件を書けていないおしえて at first

これから確かめること

  1. m・n の前で、タイプ2とタイプ3のどちらを使うことが多いか。表ではタイプ3を主として書いていますが、ここはもう少し詰めます。
  2. 図2の空欄。Tの脱落・Glottal Stop・2025年に見つけた新しい異音について、条件を書き切れていません。
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